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宗澤忠雄の「福祉の世界に夢うつつ」 2013年04月

浪江町一帯をお花畑に

 4月26日の参院本会議は、福島復興再生特別措置法の改正案を全会一致で可決しました。「仮の町」の整備、企業立地促進のための優遇税制拡充、国が公共事業を代行する区域拡大などが柱となっています。地域の深刻な問題である福祉・介護領域の人材確保については、残念ながら、ここには何も盛り込まれてはいません。



折り重なる困難と歪み

 福島名物といえば、円盤餃子とイカ人参。円盤餃子は一皿30個が地域の標準単位です。ボリュームを感じさせますが、あっさりとした味わいが身上のため、一人でも一皿ぺろっと頂くことができます。これはもうビールを注文するほかないでしょう。

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表面カリッ、食むとモチッ、旨!



命をつなぎ地域を支え続ける福島の支援者

 今回の福島視察にご協力を戴いた皆さんです。左から順に、福島県社会福祉協議会人材研修課の今関稔子さん、社会福祉法人福島県福祉事業協会相談支援相馬事務所の四條拓哉さんと佐藤良さん、NPO法人JIN代表で相双郡障害保健福祉圏域の自立支援協議会会長を務める川村博さんです。ご多忙な中、まことに有難うございました。

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ご協力いただいた福島の皆さん



共生と分断のせめぎあう福島

 東日本大震災から2年余りが経過しました。震災と原発事故の直後から一年ほどの間に流された夥しい量の現地情報がありました。それでは、福島の現在はどうなのか。それを知りたい気持ちに駆られた私は、先週現地に赴いてきました。これから数回に分け、このブログを通してその報告をしたいと考えます。
 なお、画像はすべて現在の南相馬市小高区のものです。

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土台ごと津波に破壊された住宅



蘇りに向けて

 先月の中旬、越前海岸を訪ねました。ここで蘇りへの感謝の祈りにしばし佇ずみ、日本海に沈む美しい夕陽を眺めました。宿の方から、水平線に沈む夕陽が見えるのは今年初めてのことだと伺いました。

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越前海岸からの夕陽



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プロフィール
宗澤忠雄
(むねさわ ただお)
大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

【宗澤忠雄さんご執筆の書籍が刊行されました】
タイトル:『障害者虐待 その理解と防止のために』
編著者:宗澤忠雄
定価:¥3,150(税込)
発行:中央法規
ご注文はe-booksから
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