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宗澤忠雄の「福祉の世界に夢うつつ」 2011年10月

いい加減な依頼のメール

 先日の「連休中」に、ある県の大きな福祉支援事業者団体から講演依頼のメールが飛び込みました。その文面は、なんとも理解不能のご依頼です。
 曰く、「来年2月に1回のご講演を依頼させていただく予定でしたが、さまざまに考慮した結果、年末年始に3か所で計3回のご講演をいただきたく存じます。つきましては、12月中旬から1月中旬の間で先生のご都合のいい日を3日お知らせください」と。
 何だ~、この依頼は!?



七五三

 秋は深まり、今年も七五三の「シーズン」となりました。近くの神社は、着飾った親子連れの姿にあふれています。

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10月の七五三



悪意なき育児放棄

 先日、岩村暢子さんの「悪意なき育児放棄」という記事に目が留まりました(9月18日付西日本新聞朝刊)。岩村さんは、食卓や家族の調査研究から現代とこれからの家族のあり方について様々な議論と問題提起をされてきました(たとえば、次を参照されたい。いずれも岩村暢子さんの単著で、『変わる家族変わる食卓』中公文庫、2009年;『普通の家族がいちばん怖い』新潮文庫、2010年;『「親の顔がみてみたい!」調査』中公文庫、2010年)。



逡巡の中に「自立の契機」を見出す

 虐待防止支援には、通常の生活支援にはみられない局面を伴うことがあります。それは、職権や司法関与という公権力による介入であり、通常の支援の原則とされる「自己決定の原則」としばしばバッティングする事態を意味します。



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プロフィール
宗澤忠雄
(むねさわ ただお)
大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

【宗澤忠雄さんご執筆の書籍が刊行されました】
タイトル:『障害者虐待 その理解と防止のために』
編著者:宗澤忠雄
定価:¥3,150(税込)
発行:中央法規
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障害者虐待 その理解と防止のために
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