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宗澤忠雄の「福祉の世界に夢うつつ」 2010年08月

印刷物の記憶痕跡

 先週のブログでお知らせしたさいたま市の「ノーマライゼーション条例(仮称)PR横断幕」は、NACK5スタジアムのピッチをハーフタイムに一周したあと、埼玉県のJR大宮駅西口の高架歩道橋のデッキに飾られています。

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JR大宮駅西口の条例PR横断幕



「声なき応援」in NACK5スタジアム

 この8月15日、NACK5スタジアム「大宮アルディージャ対ジュビロ磐田戦」で、聴覚障害のある人たちの「声なき応援」(毎日興業企画)と「ノーマライゼーション条例づくりPR」の企画が取り組まれました。

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大阪ネグレクト子ども死亡ケース

 先月の30日に大阪市西区のマンションで2人の幼児が遺体で発見されて以来、この「虐待事件」をめぐる報道が続いています。ここでは、子どもを死に至らしめた母親への非難が異常なまでに強迫的なメッセージに彩られ、虐待研究の端くれに身を置く私としては、あまりにも俗悪な内容を看過することができません。とりわけ、テレビのワイドショーの「コメンテーター」には怒りを通り越して、この「母親」への人権侵害に限りなく近い発言さえ散見されました。



ノーマライゼーション条例(仮称)学習会から

 先月の24日、さいたま市のノーマライゼーション条例(仮称)学習会が開催され、講師として北九州市立大学の小賀久先生をお招きしました。テーマは「北欧・ノーマライゼーションの実現-デンマークを中心に-」です。小賀先生は、ノーマライゼーションの母国デンマークの福祉ついて、1年間の留学をはさみ、10年間以上も現地に足繁く通いながら研究をされてきました。



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プロフィール
宗澤忠雄
(むねさわ ただお)
大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

【宗澤忠雄さんご執筆の書籍が刊行されました】
タイトル:『障害者虐待 その理解と防止のために』
編著者:宗澤忠雄
定価:¥3,150(税込)
発行:中央法規
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