ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> プロフェッショナルブログ
宗澤忠雄の「福祉の世界に夢うつつ」

北九州障害者居住サポートセンターを訪ねて

 12月のはじめ、北九州障害者居住サポートセンターをお訪ねしました。福岡県北九州市にあるこのセンターは、障害のある人の地域生活に必要な住まい探しと入居支援、その後の居住継続を支援するところです。居住サポート事業の全国における嚆矢にあたるのが北九州市にあるこのセンターで、運営実施マニュアルを作成し全国に向けて情報を発信してきました。
 師走のご多用な中、実情視察にご協力を下さいました佐藤みずほ所長をはじめ、同センターの職員の皆様には深くお礼申し上げます。

mune091217-1.jpg
写真1 北九州居住サポートセンターのスタッフのみなさん-右から所長の佐藤みずほさん、支援職員の中筋さんと藤好さん

mune091217-2.jpg
写真2 特定非営利活動法人北九州市障害者相談支援事業協会発行『居住サポート事業の運営実施マニュアル』と北九州障害者居住サポートセンター発行『3年目に向けて…』、前者は、次のURLから電子ファイルで入手できます。http://www.shien-c.com/index.html

続きを読む

 北九州居住サポートセンターの事業の詳細と現状は上記の資料に譲りますが、その柱となる事業の概略は次のとおりです(図3参照)。
(1)入居支援
 住まいを探すお手伝い、入居契約手続きの支援、公的家賃債務保証制度の利用支援等の契約や入居に関する支援
(2)相談支援
 地域生活の中で様々に起こる問題に対して、緊急時の対応も含めた日常的なサポート(24時間365日支援)
(3)地域の支援体制にかかわる調整
 入居を継続していくための支援体制の組み立てや関係機関等との連絡調整、入居に際して協力的な不動産賃貸人の開拓、協力医療機関の開拓等

mune091217-3.jpg
図3 北九州障害者居住サポート事業の概略-同センターパンフレットより抜粋

 北九州のセンターは3障害対応型で、民間賃貸住宅だけでなく公営住宅を含む居住サポートを実施しており、国土交通省所管の「あんしん賃貸支援事業」との連携がはかられている点に特徴の一つが見出せます。あんしん賃貸支援事業とは、賃貸人と入居人の双方の不安を解消するために、高齢者・障害者・外国人・子育て世帯を受け入れると都道府県に登録された民間賃貸住宅に関する情報提供と入居のためのサポートを提供する事業ですが、残念ながら、21/47都道府県でしか実施(実施率44.7%)されておらず、埼玉県では活用することのできない状況にあります。

 さて、この居住サポート事業は障害者自立支援法によって開始されましたが、障害のある人の地域生活保障を考慮するとき、一般の賃貸住宅も重要な住まいとなることはいうまでもありません。病院や入所施設からの地域生活移行においても、GH・CHが住まいの帰着点となる方がいるとともに、GH・CHは通過点に過ぎず最終的には賃貸住宅に住まう人もいます。また、自宅(親宅)からの自立や転職に伴う転居など、ライフステージの課題に応じて新たな住まい探しと入居支援を必要とする人は大勢おられますから、今後の地域生活支援の中で重要な役割を果たすことの期待される事業の一つです。

 しかし、この事業は「居住に関するサポート」が柱であるにせよ、安心と安定性のある地域生活を実現する支援の一環に位置づくものですから、広範多岐にわたる地域連携を培わなければ成り立つものではありません。地域生活移行と地域生活の継続のためには障害者生活支援センター(委託相談支援事業者)との切れ目のない支援が求められますし、入院先の精神病院・入所型施設との連携は必要不可欠なところです。
 とくに、入院・入所から地域生活に移行する方には、料理をはじめとする自立生活に必要なスキルアップをはかるために、それ専用の単独ホームやサービスのあることが望ましいことも分かりました。
 このブログでたびたび指摘してきたように、都市部では不動産の確保に困難度が高いために、地域の不動産業界との組織的な協力関係を育む中で、個別の協力的な不動産賃貸人を拡大していく営みが必要だとのことでした。物件の賃貸料の目安は、生活保護における住宅扶助基準におかれていましたが、北九州市においてもこの範囲内では入居先を探すことと障害のある人の支払い能力の両面で困難が大きいため、高齢者・障害者・単親世帯等の「住宅困窮者」枠のある公営住宅への入居ニーズが高くなっています。
 民間賃貸住宅への入居には、「敷金・礼金」に加え、住宅改造や電気製品・家具・什器等の購入が必要なため、入居に際しての初期費用への経済的支援も強く求められています。

 北九州障害者居住サポートセンターは、この3年あまりの支援経験の蓄積から、一定の居住サポートに関するネットワークを地域に培ってきています。それでも最初の間は、地域生活への移行になじみやすい障害の状態像の方が中心となりますが、徐々に地域生活移行に特別の配慮が密度高く求められる人たちも増えていくため、今後の支援が正念場になるだろうということと、市内に1ヶ所という拠点型センターから生活支援センターと一体型の複数拠点の面的な支援システムの構築をめざすことが大きな課題であると伺いました。

 この間、地域生活支援にかかわる多くのフィールドをお訪ねしてきましたが、この北九州居住サポートセンターでも、全国で着実に育まれつつある地域生活支援のシステムとその新しい担い手を実感することができました。地域生活ベースの支援は、さまざまな機関や地域住民との協力と連携をつくっていくマネジメントの力が必要とされることは言うまでもありませんが、何よりもまず「地域に暮らす」とはどのようなことであるかを深く理解していることが支援者に求められる点でしょう。それは、従来の施設支援における経験の蓄積とは明確に異なる専門性を含むものです。そのような意味で、未来に開かれた新しい型の支援とその担い手に出会うことのできた今回の訪問でした。

 最後に、北九州障害者居住サポートセンターへの実情視察と北九州市立大学の特別講義の後に立ち寄った九州ならではの風景をご紹介しておきましょう。

mune091217-4.jpg
写真3 有明海小長井の牡蠣焼き-美味い!

mune091217-5.jpg
写真4 筌の口温泉新清館の露天風呂-極楽!


コメント


 北九州市立大学での宗澤先生の講演を聞いたものです。とても興味深いお話ありがとうございました。
 講義を聞いて障害者虐待がこんなにも深刻なのかと驚きました。障害者虐待は被害者と加害者の間だけで起こる問題ではなく社会が起こした問題だと考えます。障害者とその家族への支援がまだまだ十分でないため、障害者と家族が孤立してしまい家族は介護のストレスをため込んでしまい、そのストレスを障害者にぶつけてしまう。そして社会から孤立しているので第三者が虐待に気づくことが難しく深刻化しやすい。このような問題を防ぐために家族への支援が必要である。
 特にこのブログでも述べられている障害者居住サポートセンターのような障害者だけでなくその家族の生活の負担を軽くする施設が必要だと思いました。
 この講義を聞いて障害者の生活実態を改めて知ることができました。


投稿者: N.K | 2009年12月28日 01:03

 これまで、部屋を探したり契約することに困難がある人がいるなんてことを考えたこともありませんでした。この記事を読んで、今自分が当たり前に手にしている衣食住も、当たり前に手に出来ない人もいるのだと気づき、福祉福祉と言うわりに自分は全然わかっていないと思いました。
 まずは「生きる」、そして「よりよく生きる」ために必要なものを足元から考え、福祉の本質を理解しなくてはならないと思います。そうでなければ、福祉とは名ばかりの的外れな行いになりかねません。
 このあんしん賃貸支援事業は、その「足元」から考えられた事業だと思いました。


投稿者: 愛 | 2009年12月29日 00:52

 私は当たり前に家に住んでいて特に不自由もなく生活しているのに、現実には住む場所さえ見つけられない人がいることに驚き、ショックを受けました。北九州市立大学での講義と合わせて、悲しい厳しい現状を知りました。
 その反面で、ブログにも書かれているように、北九州市にこのような障害者サポートセンターがあることを知って嬉しくなりました。また、講義でも紹介されていた佐賀県の「ぬくもいホーム」の制度を聞いて、すばらしい施設だと思いました。
 これからは、全国的に居住に関するサポートを強化していく必要があると感じました。
 そのためには、まず地域単位での取り組みを進めていくべきではないかと思いました。


投稿者: あっきー | 2010年01月05日 09:52

 こんにちは。先日、先生の講義を受けさせてもらいました。北九州市立大学の学生です。
 私は、北九州居住サポートセンターのような施設があることを知りませんでした。ですが、よく考えてみると、普段私たちが生活するうえで当たり前にしていることは、障害を持つ方にとっては当たり前ではなく、むしろ難しいことの方が多いと思います。だから、生活していく上で必要不可欠な“居住”のサポートをすることはとても素晴らしいと思います。
 ブログにも書かれているように、このような施設だけが、支援活動するのでは成り立たないと思います。そのうえ、居住だけでなく雇用や虐待など、障害者の問題はたくさんあります。もっとネットワークを広げて、地域に根付いた活動が必要だと思いました。そのためにも、より多くの人からの理解や協力が、これからの活動に大きく影響するのではないかと思います。


投稿者: ひぃ。 | 2010年01月06日 09:43

 私はとあるファミリーレストランで働いています。そこの常連のお客様の中には、障害者の子供を連れている方もいらっしゃいます。
 そのときによく感じるのは、高齢の両親が亡くなったときに子供はどうなってしまうのだろう、ということです。食事中に席を離れたり、店内で大きな声をあげたりする方もいます。そんなときは、両親二人係で子供を制止している姿をたびたび目撃します。もし、どちらかの片親がいなくなってしまったら、きっと一人で世話を続けることはできないと思います。
 そんなことを考えると、やはり障害者居住サポートセンターのような施設はもっと必要になると思います。彼らが両親の元を離れても安心して暮らしていけるように、地域レベルのサポート体制を構築するために、地域住民の理解と助け合いが重要になってくると思いました。


投稿者: PIPI | 2010年01月06日 13:03

 こんにちは。北九州在住の者です。
 誰もが共生できる街づくりのためにやはり福祉・介護サービスは必要不可欠だと思います。ただ「介護への意識の低さ」という問題を抱えた日本では、そのことがおろそかになりがちです。
 そんな中で、ブログで紹介されたようなサービスを受ける人の立場になったサポートセンターや特別講義で紹介された佐賀県共生ステーションなどができていることは「意識の低さの問題が解消されてきている」と受け取ることができると思います。
 しかし、まだまだ身の回りには福祉・介護サービスの対象である高齢者や障害を持った人のためになっていないことはたくさんあります。地域で助け合って解決していくことは、「地域」という狭い範囲で行えることから内から問題点を見つけやすく、また身近な人を対象として活動できるため共生の街づくりへの大きな一歩となると思います。
 今回のブログと講義を通して、「地域」での活動の必要性を実感することができました。


投稿者: K.K | 2010年01月08日 03:31

 北九州大学での講義をありがとうございました。
 私が一人暮らしをはじめる際は母がすべて仕切ってくれていたため、すんなりと入居が決まりました。
 私には自閉症のいとこがいます。彼は高校卒業後は就職も決まりましたが、私たちのように一人暮らしはできず、実家からかなり遠い職場まで、毎日、叔母が送迎をしているみたいで儲けた給料も送迎代でマイナスになるとなげいてました。
 職場の近くに寮があれば良いのですが、果たして障害のあるいとこが一人で暮らしていけるか、周りの迷惑を掛けないか、はたまたそれが原因で解雇にならないか等、不安がたくさんあります。また、敷金や引越しのことを考えると私たちのように簡単には入居ができないでしょう。
 そうなると、サポートセンターの重要性が感じられますね・・
自閉症のいとこがいるにもかかわらず、サポートセンターの存在を知らなかったです。周りはもっと知らないと思います。サポートセンター普及のためには、存在を知らしめるべきです。


投稿者: おかめ | 2010年01月08日 13:21

 こんにちわ。先日は北九州市立大学で講義していただいてありがとうございました。
 私は北九州市民ではないし、家族や友人に障害を持った人がいません。なので講義を受けるまで社会福祉についての知識はほとんどありませんでした。
 こんなにも近くに障害者にとってすばらしい施設があると知り感動をしました。しかし講義の中でおっしゃったように、日本には障害を持った方の生活の保障があまりにも欠けているという事実に憤りを覚えました。
 行政の努力義務どまりを変えさせるためにも、地域全体で障害を持った方の不安を取り除く社会開発とそれに対する個人の意思が必要だと感じました。


投稿者: HS | 2010年01月08日 15:00

 先月は北九州市立大学での講演ありがとうございました。
 ブログの拝見や公演を拝聴する中で、障害のある方が安心と安定性のある地域生活を送るためには家族をはじめ地域住民・支援者の正しい知識や理解また、住民同士のネットワークが必要だと感じました。
 近代以降、障害のある人が排除されやすい地域社会がつくられてきましたが、このように一部の地域ではありますが、サポートセンターや地域でのネットワークが少しずつ充実してきたことからみると改善されつつあるように思います。しかしながら、日本全体をみてみるとまだまだ浸透してはいません。
 すべての人にとって住みよい社会にするために私たちは自身のものさしで物事を判断するのではなく、社会的に弱い立場に置かされている人々の目線に合わせて社会を見直していかなければならないと思いました。


投稿者: ぷぷ | 2010年01月09日 07:10

 こんにちは。先日、先生の特別講義を拝聴させていただきました、北九州市立大学の学生です。
 講義を通して、今の日本の社会の福祉・介護サービスについて、詳しく知ることができたと思います。福祉・介護サービスを今まで行ってきた結果、意に反して、児童や高齢者の虐待が増加してしまったり、逆に障害者の人を苦しめてしまったのは事実ですが、そこから充実した福祉を立て直すことこそが大事なのではないかと思いました。
 また、上の障害者居住サポートセンターに関する記事を読ませていただきましたが、私は、マンションやアパートなど、入居するのにとても苦労する人たちがいるなんて、考えたことさえありませんでした。私は当たり前のように一人暮らしをしていたので、その現状を知って、とても考えさせられました。その入居支援も、全都道府県で半数以下でしか行われていないというので、社会はそういう点でもっと福祉を充実させるべきだと思いました。


投稿者: ma-kun | 2010年01月09日 16:23

 北九州市立大学の学生です。先日は特別講義、ありがとうございました。
 バリアフリーのためには心理的バリアよりも、まず物的バリアをなくさなければならないとおっしゃっていましたよね。障害のある人にとっても生活しやすい環境づくりはとても大切だと思いました。
 私はバリアフリーの現状について知らないことがとても多かったです。まわり段のある建築物、サイズが揃った紙幣、物置として使われつつあるユニバーサルデザインのトイレ。バリアフリーな設計でなかったり、一見バリアフリーと思われても実際には不都合があったり、物的バリアが多いことを痛感しました。
 また記事を拝読しましたが、障害者居住サポートセンターが北九州にあることも知りませんでした。これを知ってとても嬉しく思いました。まだ実施されていない都道府県にも障害者居住サポートセンターが設置され、少しでも多くの人が住みやすい街になればいいなと思います。


投稿者: くろろ | 2010年01月09日 23:10

 こんにちは。北九大での先生の講義はどのテーマも興味深かったです。
 私たちは大学生になってから、何の不自由も無く自分の住む家を決め、住んできました。
 しかし、今回でこれが当たり前ではないことを知りました。住むところという最低限度のものからの支えが足りていないことにも衝撃を受けました。そういったなかでの、この北九州障害者住居サポートセンターはすばらしい取り組みをしているところだと思いました。
 今のところ受け入れ可能な都道府県が日本全国ではないということでしたので、もっと日本全体でこうしたサポート事業が発展することを願うばかりです。住居に住む上で、地域社会の結びつきをさらに強いものにしていくことは、「安心」「安定」をつかむために大切なことだと思いました。


投稿者: YU | 2010年01月10日 00:23

 先生、こんにちは。北九州市立大学の者です。

 こんなにも住居に住むのが難しいということを知り、自分の生活が、どれだけ当たり前と感じているのかが、分かりました。
私は北九州市出身ですが、北九州市にこのような支援センターがあるとは知りませんでした。自分の地域がどのような状態にあるのか、またどのような施設などがあるのかなどを、あまり知らないというところも、今の地域の現状に関わっているのではないでしょうか。
 ブログや講義を通して、このような支援センターなどは、まだまだ増えて欲しいと思いますが、そればかりに頼るのではなく、地域の人々がもっと自分の街に関心をもち、自分たちのあり方などを考えていくことも大切なことではないかなと感じました。


投稿者: ホームパイ | 2010年01月10日 14:55

 こんにちわ。先月は北九州市立大学で講義をしていただいてありがとうございました。
 自分が一人暮らしをするときは、何となく部屋を探して契約まで済ませることができたので、そんな当たり前のことに苦労している人たちがいることを考えもしませんでした。先生の講義を受けなければそのような事実があることさえ知らなかったし、不自由をしている人達への支援を行っている「北九州障害者居住サポートセンター」の存在も知ることがなかったと思います。
 障害をもつ方々への支援を行う施設があることがあるのは素晴らしことだと思うんですが、まだまだ一般には知られていないというのも事実だと思います。そのために、より多くの人々に障害者支援の理解を深めてもらい、より福祉を充実させることの重要性を再認識しました。私もこの講義を通して学んだことを社会に生かせるように努力しようと感じました。


投稿者: ずんき | 2010年01月10日 21:32

 先日、講義を聞いた北九大の者です。

 ユニバーサル・デザインの話を聞き、そのなかでもバリアフリーの話は興味深かったです。単にバリアフリーといっても多くの種類があることを初めて知りました。その中でも心理的バリアはすごく難しいだろうなと感じました。相手の心理状況を把握し失礼のないようにしなければならない。耳が聞こえない人に対して筆談が失礼ということには驚きました。会話するには、こちらも手話ができないといけません。コミュニケーションをとるのにかなりの苦労でしょう。しかし、私たち以上に苦労しているのは障害をかかえた人たちでしょう。自由に体を動かすことができない。私は、バリアフリーを今よりも充実させてほしいと願います。 
 先生が書かれているような居住サポート事業は重要なものだと思います。地域が連携して障害者にとって暮らしやすい環境ができればと思います。


投稿者: みやび | 2010年01月11日 23:09

 こんにちは。
 先日、北九州市立大学で先生の講義を受けさせていただいた者です。興味深い講義ありがとうございました。
 障害のある人の中で、障害があることを理由に家を借りることができずに不利益を被った方が多くいらっしゃると思います。これは個人の自立を妨げることになります。このことは個人の問題ではなく社会に問題あります。
 しかし、北九州障害者住居サポートセンターのように障害のある人の地域生活に必要な住まいへの入居支援、またその後の居住継続支援を受けることができるサービスがあればこの問題の改善に大きく繋がると思います。家を借りてそこに住むということはひとつの生活自立です。必要な支援を受け地域社会において自立した生活を送ることができるよう、より不動産業界などと連携を強め、さらにこのサービスを受けることのできる都道府県が増えればいいと思います。


投稿者: wo | 2010年01月12日 20:49

 こんばんは。先日、北九州市立大学で先生の講義を受けさせてもらいました。私の身の回りには、障害を持った方はいません。そのため、今まで障害を持った人の気持ちを考える機会はあまりありませんでした。
 しかし、先生の講義を聞き、私たちが当たり前だ、簡単だ、と思っていることが必ずしもそうでないことを知りました。そして、障害のある方の厳しく、悲しい現状も同時に知ることができました。表向きは、障害のある人も暮らしやすい社会をつくりあげてきたように思えますが、実際のところは、私のように障害のある人のことを、思いやってこなかった人間がたくさんいるように思います。
 北九州に住んでいるにも関わらず、北九州居住サポートセンターのことも知らず、先生のブログのおかげで知ることができました。ありがとうございました。


投稿者: shiro | 2010年01月12日 22:40

 こんにちは。先日は北九州市立大学で貴重なお話、ありがとうございました。

 障害を持っている方が自立したいと思う人は大勢いると思います。しかし、自立したくてもなかなか良い環境が整っていなかったり、1人で生活していくにはかなりの不安が本人またはその家族にあるため、実行できる人は少ないのが現実です。
 障害者居住サポートセンターは自立できる環境をきちんと整えている素晴らしい施設だと思います。もしもの時にもサポートがしっかりしているので家族の人も安心して入居させることが可能です。しかし、この記事にも書いてある様に支援者の障害者の方への理解力はとても重要であると思います。また少しでも支援者を増やしていくためにその地域の人たちも理解しやすいサービスの仕方の工夫が必要だと感じました。


投稿者: yu-ri | 2010年01月13日 00:19

 私たちの住む北九州市にこのような地域生活支援の新たな分野の施設があるなんて知りませんでした。私は一人暮らしの家を決める時、何の困難もなかったけれど、障害のある人たちにとっては家探しや敷金などの支払いなど困難なことがたくさんあるのだと気付かされました。人間にとって住む場所はとても重要なものであるのに、今日本ではこの居住支援の取り組みがまだまだ不十分で課題もたくさんあるのだということが分かりました。
 このような地域単位で行う地域生活支援は地域の住民との連携が必要であるため、このような支援サービスの拡大が今のよそよそしい日本の地域社会が昔のようにもっと温かな関係性を築くことにもつながるのではないかなと思いました。だからもっと全国でこのような地域支援が活発に取り組まれればいいなと感じました。


投稿者: たぬき | 2010年01月13日 01:47

 障害をもつ方にとって、住居の設計がバリアフリーでないために生活しにくい状況が生じるなどということは想像できたが、住む以前に住居を探す、借りるという段階で困難が生じるのだとは想像したことがなかった。
 私たちが何気なく行っていることが、障害者の方にとっても容易なことであるとは限らない。その事実を深く受け止め、解決に向けて動かなければならないのは、言葉は適切でないかもしれないが私たち健常者であると思う。実際に動き、行動することができるのだから、障害をもつ方がより住みやすく、有意義に生活できる環境を作っていくことが私たちに求められている。
 そこには、ブログでも述べられていたように地域社会の連結が必要不可欠なのだから、まずは正しい現状と知識を把握し、社会に向けて働きかけていかなければならない。ここでの知識を生かして、もっと様々な場から学んでいきたいと思った。


投稿者: かっち | 2010年01月13日 11:44

 私たちが普段、難なく行えていることも、障害のある人々にとっては行うことが困難で、人からの助けが必要なことがこの社会にはとても多くあるのだということを、ブログを拝見させていただき、また講義を聞いて思いました。
 障害のある人が自立して生きていこうと思ったとき、佐賀県にあるような支援施設がない場合、それは普通の人よりも倍以上大変なことで、その大変さは私たちでは計り知れないほどなのではないかと考えました。また、私の周りには障害を持った人がいないので、大変なんだろうとは思いつつも、人ごとのように考えていました。
 しかし、地域に住む一員として、障害のある人の支えになっていかなければならないと思います。地域が一体となって支えることができれば、少しでも不安を取り除くことができ、自立への手助けになるのだと考えました。


投稿者: さーもん | 2010年01月13日 13:23

 昨年は大学での講義ありがとうございました。
 福祉・介護サービスが予想以上にうまく働いていないと知りとても驚きました。サービスが効率的になるためには、当事者だけでなく、地域の人々の協力も不可欠だと分かりました。
 現在住んでいる北九州や地元の佐賀にも全国に誇れるような施設があるのに、私は全く知りませんでした。自分の視野の狭さを痛感しました。
 両施設も私の持っていたイメージと違い、とても開放的で、身近に感じました。地域に密着した施設は利用者も使用しやすいと思います。地域の一員として、このような施設のことをもっと知るべきだと感じました。


投稿者: はる | 2010年01月13日 13:42

 こんにちは。先日、先生の講義を受講させていただきました北九州市立大学の学生です。
 障害者住居サポートセンターがあることを今回初めて知りました。わたし自身も1人暮らしのため部屋探しをしましたが、特に苦労することなく部屋を決めることができたので、部屋探しが困難な人がいることを考えたこともありませんでした。日本全国でみても21/47都道府県でしか実施されていないということから、まだ一般的には知られていないのだと感じました。もっとたくさんの人に知られて、このような所が増えて欲しいと思いました。
 今回の先生の講義で学んだことをこれからに生かしたいと思いました。


投稿者: pon | 2010年01月13日 14:07

 先生、こんにちは。北九州市立大学の学生で、この間の障害者福祉論Ⅱの特別講義、ありがとうございました。私は中国の留学生です。今一人暮らしをしています。北方のキャンパスには寮がないので、入学する前、アパートを探すときは、いろいろ大変でした。契約から引越しまですべて一人で考えないと、結構工夫しました。住まい探しは障害を持つ人はもちろん、健全的な人に対しても、大変なことです。
 北九州に四年間ぐらいに住んでいましたが、こんな施設があることは初めて聞きました。住まい探しのとき、いろいろ考えてくれる人がいるので、障害者に対して、一休みができると思います。また、「あんしん賃貸支援事業」は「居住に関するサポート」で、入院先の精神病院・入所型施設との連携は必要不可欠なところと書かれていて、共感しました。


投稿者: 華 | 2010年01月13日 17:51

 はじめまして。先日、講義を受けさせていただいた北九大の学生です。私は、福祉と言われてぱっと思い出すのが高齢者福祉でした。しかし、講義を受けて障害者やこどもへの福祉もあるのだと知りました。
 一人で行動するのになにかしら障害がある人にとっては私達が普段の生活で簡単に行っていることも困難であったりするのだとあらためて感じた。
 部屋を探すのも一苦労であるということもあらためて気付かされました。私達が、部屋を決めるときに考える、学校、スーパーの立地とかだけでなく部屋の構造であったりを考えないといけないのでとても大変だと思います。
 しかし、そんな人々を助ける事業があるのが47都道府県中21個ということがとても残念に思いました。


投稿者: カチン | 2010年01月13日 18:28

 こんばんは 先月、先生の講義を受けさせてもらいました北九州市立大学の学生です。
 ブログの拝見や講義を受けることで、障害のある人が安心と安定性のある生活を送るためには身近な家族をはじめ地域の人たちの正しい知識を持ちことや理解また、地域同士のネットワークも不可欠だと思いました。障害者の支えになるのは介護仕事をしている人たちのことだけではなくて、地域の人々みんなのことなんだと思われました。
正しい現状と知識を把握し、社会に向けて働くことは私たちの方向だと思います。そして、できることをして、学んだ知識を生かして、もっと様々な場から勉強していきたいと思います。


投稿者: キン | 2010年01月13日 18:30

 明けましておめでとうございます。先日、先生の講義を受けさせてもらいました。北九州市立大学の学生です。

 講義を受けて、高齢化が進む日本では高齢者の福祉・介護サービスはますます重要になっていくと思いました。近年、高齢者虐待が激増しており、その半数はサービス利用者であり驚きました。虐待の原因は介護疲れで施設やサービスの不足が問題であると思っていました。しかし実情は施設は大幅増加しサービスもアップしている。このことからも多くの施設がほんとうの意味で高齢者や障害者の人々の為になっていないのだと感じました。

 このような現状において、佐賀県の地域共生ステーションから学ぶことは多いと思います。食事・入浴・宿泊という暮らしの基礎を重要視し、支援者は地域社会の一員として、制度サービスから排除されたニーズのすべてに対応する原則はすばらしいと思いました。社会福祉においては地域全体で取り組むことが大切だと改めて認識しました。このような施設が北九州にもあると知り驚くとともにすばらしいと思いました。

 


投稿者: どっく | 2010年01月13日 19:48

 私は北九大の学生です。先日は大学での講義ありがとうございました。
 今回のブログでは「障害者居住サポート」がテーマとなっていますが、私は高齢者の居住サポートをしている団体もあるということを聞いたことがあります。その団体は住居を斡旋し、また別の団体は家具の提供をしているのです。
 私たちのような若者であっても、住居を見つけ、またその手続きを行うのが難しいのに、障害者・高齢者であればそれはなおさら困難になるでしょう。そんな時、サポートセンターのような手を差し伸べてくれる存在があるだけで、彼らの自立した生活を支援し、生きる喜びを与えることができるのです。互いが支えあうという福祉の考え方を象徴する施設が盛んに活動しているのは喜ばしいことだと思います。


投稿者: さんかく | 2010年01月13日 21:32

 こんにちは。
 先日の北九大での講義、ありがとうございました。

 この記事と先生の講演のお話から、障害者の方が一人暮らしを行う環境を整えるサポートができる施設があるということは、社会と向き合っていける環境を整えるというところにも通ずるのですが、サポートセンターに、地域生活を続けていくための切れ目のない支援が必要ということはこれからの社会のあり方も含め、大きな問題ではないかと思います。
 現代社会自体が、こういった問題に対してまだまだスポットを当てていないと思うので、この問題に対し、地域に住まう人々が他人に興味を持ち行動していくことが必要になっていくのではと考え、この問題に対し、サポートセンターからの呼びかけや、施設の運営状況などを地域に向け、発信していくことが大事ではないかと講義と、この記事から考えさせられました。


投稿者: ぱぴらす | 2010年01月13日 22:53

 先日、北九州市立大学で講義を受けたものです。興味深い講義ありがとうございました。
 先生の講義で、障害を持った方の厳しい現状を知りました。私は今までそのようなことを考えたことがなかったので驚きました。普通では、当たり前だと思っていることが、障害者の方にとっては簡単ではないということが、どのようなこかなのかを考えさせられました。
 そのような現状の中だからこそ、このブログの記事に書かれている、「北九州サポートセンター」は、障害を持った方にとってとても重要な施設だとわかりました。しかし、賃貸支援事業は、全国に少なく残念でした。この賃貸支援事業が少しでも早く全国に広がり、多くの人が障害を持った方の現状を知ることが必要だと思いました。
 これからは、障害を持った方が抱えている問題を、それぞれの地域で考え、障害を持った方と地域住民とのつながりを強化していくことが大切だと感じました。


投稿者: みかん | 2010年01月13日 23:43

 こんにちは。去年の講義、ありがとうございました。

 地域社会みんなのためのまちづくりはなかなか大変ですね。
 第3者としていろいろ言うことはできても、例えば施設側の方にも実現したくても他の理由があってなかなかできないなどということもあると思います。
理想と現実の差は厳しいものですね。

 割れ窓の理論は確かにそうだと思います。
 誰かがそれを食い止めなければ、始まりがどんなに小さいことでもどんどん拡大してしまうと思います。

 まちづくりというと大きな感じがしますが、まず私にできることは自分のこれから先結婚するということになるとき、欲求と愛の違いをきちんと見極められるようにすることだと思いました。
 自分の家庭内から、暮らしやすい環境を作っていけたらいいと思いました。


投稿者: するめいか! | 2010年01月14日 00:09

 先日、先生の講義を受けた北九州市立大学の者です。
 居住サポート事業について知り、相談支援では24時間体制で生活の中で起こる問題をサポートしてもらえるなど、障害のある方が安心できるような取り組みがされていることを初めて知りました。このような事業が21都道府県であるので、これが全都道府県になるように取り組んでいくことが大切なのだと感じました。
 居住のことだけを考えたらそれでよいのだと安易に考えていたら、それだけではなく経済的支援もしたり病院のことも考えたりしなければならないのだと思い知らされました。さまざまな支援をしながら、障害のある方がそうでない方と同じように生活することができるように取り組んでいくことが大切なのだと思いました。


投稿者: PYO | 2010年01月14日 00:34

 宗澤先生、こんにちは。
 先日、講義を受けさせていただいた北九州市立大学の学生です。
 宗澤先生の記事を読ませていただいて、北九州に住んでいながら、北九州居住サポートセンターの活動を初めて知りました。また、障害のある方が地域生活に移行するために、契約できる住居を探すことに困難があり、また生活をする上で経済的問題が生じることを知り、このサポートセンターの活動にとても必要性を感じました。このような施設が一部ではなく、全国各地の隅々に行き渡らせることが必要であると思いました。
 講義では、虐待や介護サービスの実態について学ぶことができ、そして佐賀県にある共生ステーションの例から、共生する地域の社会のあるべき形を学ぶことができました。ブログと合わせて、地域に根付いて問題へ取り組むことの重要性を感じました。


投稿者: じゃがいも | 2010年01月14日 00:48

 先日、北九州市立大学で先生の講義を受けさせていただいた学生です。
 講義のなかでは佐賀県の地域共生ステーションを例に地域で共生するためのサービスを学ぶことができましたが、北九州にも障害のある人をサポートするための施設があることを知りませんでした。でも日本でそのような施設が半分以下の都道府県しかないことはとても残念なことだと思います。
 私も昨年一人暮らしをするために、自分に合った家を見つけるのは大変でした。4年間を暮らす家を選ぶのもいろいろな条件がありましたが、障害のある人が自分を受け入れられる設備のある家を見つけて住むことの大変さが自分も家探しをしたのでよくわかります。
 すべての人が住みやすい環境をつくるのはとても大変なことだと思うが、地域の中で共に暮らすということは地域住民がより深く理解し助け合うことが重要であると思いました。


投稿者: おれんじ | 2010年01月14日 00:48

 北九州市立大学で講義を受けた者です。
 障害のある人の居住場所を考える時、多くの支援が必要であり、広く地域が連携しなければならないことが分かりました。多くの支援が必要である分、障害のある人の居住を考える事はとても困難なことであると思います。しかし、誰もが暮らしやすい環境を実現するためには必要な事です。現在、居住サポート事業は、21/47都道府県でしか実施されていないが、これから各地に広まっていってほしいと思いました。
 この記事を見るまで、障害のある人を支援する方法に、居住サポートがあるとは思っていませんでした。まだまだ私の知らない支援の方法はたくさんあると思います。これから、その多くを知っていきたいと思いました。


投稿者: EYAM | 2010年01月14日 01:21

 先日の北九州市立大学での講義を受けたものです。

 障害者の人たちが日常生活をしやすいようにバリアフリーなどは施されています。でもその日常生活の、最も基盤となるのは住まいだと思います。障害者が人たちが、その自分の住むところを探すことにこんなにも苦労していたとは知りませんでした。
 それを手助けするために、障害者のための居住サポートセンターというものがあると聞いて驚くとともに、どこか嬉しい気持ちになりました。
 
 私が一人暮らしをするための住居決めは、外観や広さなど、自分の好みを重視して決めることができました。しかし、障害者の人は自分の好みなどもっての外で、いかにバリアフリーが施されているかなど生活のしやすさで決めなければなりません。そのような物件を探すことだけで一苦労でしょう。それをサポートしてもらえるというのは、大変心強いことだと思います。

 今回のような障害者居住サポートセンターに倣って、より多くの障害者を手助けする施設が増えてほしいと思います。そして、もっと多くの人たちに知ってもらうことで更なる発展が期待できると思います。


投稿者: T.S | 2010年01月14日 02:00

 私達は普段難なく生活できているけれど、障害を持っている人達にとってはそれが難しい。それは誰でも分かることだと思いますが、先生の講義やブログを読んで、障害を持った人が普通に生活するのがいかに困難なのかを知りました。
 生きていく中で、一番大切な「居住」。障害がある人にとっては、住まいを探すことも難しく、生活していく上で支援されることも考慮しながら決めなければならず、私達より大変な状況に置かれています。北九州居住サポートセンターや佐賀県地域共生ステーションのような支援をする方々がいることを知り、嬉しく思いましたが、まだまだ浸透していないのも事実ですし、改善されていない問題もたくさんあります。
 この問題をすぐ解決することは難しいけれど、まずは地域という狭い範囲から人々が団結して問題点を徐々になくすことが大事だと思います。私も地域の一員として、支えになるような活動ができたらと思います。


投稿者: パスン | 2010年01月14日 02:27

 北九州市立大学で講義を受けさせていただいた学生です。先日は、新年から貴重なお話を聞かせていただき、とても勉強になりました。

 佐賀の共生ステーションの話や、さいたま市のノーマライゼションの話を聴いて、今現在ようやく障がい者の方や高齢者の方といった全ての方に住みやすい地域づくりが目指され始めているんだ、ということを知りました。

 このブログのテーマであった、北九州市の障害者のサポートセンターの存在ですが、これも知らなかったです。福祉に興味を持ってこの授業を選択したのに、知らないことばっかりです。

 これからも、このブログは継続的によんで勉強していきたいと思います。


投稿者: おとなのふりかけ | 2010年01月14日 02:46

 はじめまして。先日、講義を受けさせていただいた北九州市立大学の学生です。
 これまで、障害者の方と密接に関わりあうことが無かったため、障害者支援やバリアフリーという事柄について深く考えたことが無かったこともあり、先生のお話にはとても驚かされました。中でも最も印象に残っているのが点字ブロックのついたマンホールが適当にはめられており、その意味をなしていなかったことです。
 せっかくこのようなサポートのシステムが確立されても、たった一人の人の不注意ですべてを無駄にしてしまうこともあるんだなと痛感させられました。
 サポートのシステムを活かすためにも私たち一人一人が福祉について考えていかなければならないですね。


投稿者: さらりとしてる梅酒 | 2010年01月14日 02:46

 先日は遠方から北九州市立大学まで講義にお越しいただきありがとうございました。
 やはり、障がいの有無に関わらず、それぞれの人がその人らしく生きるという権利が尊重される社会作りには地域というまとまりがとても大事だと感じました。
地域社会という意識を高めるために地域共生ステーションの取り組みは効果的だと思います。
 しかし、人々がもっと地域での自治や物事に関心を持つようになるためには教育と交えた意識改革が必要だと私は考えます。子どもの頃から地域社会への意見交換の場を持ち、出た意見を実際に地域社会役立てることで地域社会というまとまりを実感しながら成長するため自然に地域社会への関心が高まると私は思います。


投稿者: SHOKOらんたん | 2010年01月14日 08:25

 こんにちは。先日は特別講義をありがとうございました。
 
 私は、幼稚園児の時から中学校を卒業するまで、障害を持っている方々と同じ敷地の中で生活してきた経験があります。
 ですから、私もそこそこは障害者の方々の生活のことを分かったつもりでいました。

 ですが、そうではないことを先日の講義と記事を読んで気づかされました。私が住んでいたのは、とても都市部とは比べ物にならないようなところでした。
 現在の日本では住むところが違えば、生活の仕方やしやすさは変わります。
 ぜひ、国や自治体の力だけでなく、私たち個々の力を合わせて、障害を持つ方々やご年配の方々の目線から現状の住みづらさを打破していくべきだと感じました。


投稿者: 芋アフロ | 2010年01月14日 13:02

 こんにちは。先月北九州市立大学で宗澤先生の講義を聴きました。貴重なお話をありがとうございました。福祉・介護のサービスについての講義内容ですが、知らないことばかりで、私の福祉についての知識はなんて曖昧で稚拙だったのだろうと思いました。
 例えば、家庭内介護をする人の95~97%は特に介護疲れなどを感じない。つまり高齢者虐待のおいての原因は介護疲れではないことは意外でした。また介護殺人事件が介護保険施行以降増加しているという現実は悲しいと思いました。
 福祉・介護サービスに極みだなと思ったのが講義中にでてきた佐賀などの地域共生ステーションです。障害のある方や高齢者だけでなく利用対象を限定せず、食事・入浴・宿泊という暮らしの基礎を重要視しているので全国に小学校区に一ヶ所できることが実現すればいいなと思いました。
 先生のブログを見て北九州に障害者居住サポートセンターがあることを知りました。緊急時にでも24時間対応してくれることは大きな安心に繋がると思いました。
 サポートセンター1つだけで成り立っているのではなくて色々な病院や施設との連携のうえで成り立っているので、これから先は私たち地域住民も連携して支援していけたらなと感じます。


投稿者: とと | 2010年01月14日 13:25

 こんにちは。先日北九州市立大で講義を受けさせてもらいました学生です。 福祉や介護サービスは、随分充実してきて、障害者や高齢者も暮らしやすくなってきていると思っていましたが、講義を聴いて、虐待などの深刻な問題が現状にあることを知りました。それと同時に、制度的なサービスだけでなく、地域社会の密接のつながりや協力、人権の保障を主体としたシステム作りが重要だと分かりました。
 ブログに書いてあるように、障害者への金銭面の支援はもちろん、入居の手続きや、それに協力的な不動産等の開拓、実際の地域生活での24時間の支援など、障害者もその家族も安心して生活できる体制をつくっていることはとてもすばらしいと思います。
 しかし、そのサービスが本当に機能するためには、地域の協力がもっとも不可欠だと思います。こういった施設の存在が広く認識されるとともに、人々の理解も深まるといいなと思います。


投稿者: ♪♪♪ | 2010年01月14日 15:53

 障害のある方や高齢の方が、いかに不便でお金のかかる生活をしているのか考えさせられます。
 私の曾祖母も去年体を壊してしまい、住みやすくするために家をリフォームしていました。最初は廊下に手すりを付けただけだったのですが、トイレや台所、風呂場と次から次へと不便なところが出てきてかなりお金がかかったと聞かされました。それまで普通に暮らせていた自分の家でも、体を壊してしまうと急に住みにくい家になってしまいます。障害のある方にとってはバリアフリーの施されていない家は常に住みにくい家なのだと改めて考えさせられました。住宅を選ぶだけで大変な思いをされているのだと思います。
 そのためにこの記事に書かれているような活動は必ずなくてはならないものだと思います。そしてこのことをより多くの方に知ってもらい、障害のある方や高齢の方でも不便のない社会を共につくっていかなくてはならないと思いました。


投稿者: カントリーマーム | 2010年01月14日 22:43

こんばんは。
今回の「北九州障害者居住サポートセンターを訪ねて」の先生のブログを見て、私もぜひそのような施設の訪問をしてみたいと思いました。
先生のブログや授業中で、どのようなものなのか、というのは分かっても、実際自分の目でみることがやはり一番理解が深まるだろう、とおもったからです。なので機会があればいつかそのような施設を訪問してみたいです。
そして、ブログ中にある「あんしん賃貸支援事業」という多くの人に有効になるであろうサポート事業が、全国で45%程度しか実施されていなというのはすごく残念に思いました。このシステムの有効性を多くの人が認識し、そして早く全国で実施されるよう願いたいです。
北九州居住サポートセンターのような施設が、全国に多く建てられれば、きっと日本はすべての人にとって住みやすい国になるでしょう。
しかし、私たちの様な、不自由を感じていない人は、なかなか不自由している人の気持ちに気付けないものです。なので、これからは私を含め、多くの人が他の人の気持ちに気付いてあげれるようになれればいいと思いました。
そして将来、日本が、多くの人が助け会えるようなところになればと思います。


投稿者: ハク | 2010年01月14日 23:16

 先日、講義を受けさせていただいた北九州市立大学の者です。
 ブログを読んで、障害のある人をただ支援するだけでなく、自立などのために、いろいろな角度から支援がなされているので、抜け目がなく、また柔軟性がありすごいと思いました。
 私は、小学生の頃障害のある子と一緒に六年間を過ごしました。その子には、担任の先生とは別に世話をするための先生が居ました。授業もあまり一緒に受けたことはなかったです。しかし、先生だけで世話するというよりは、みんなで支えているという感じでした。このように、支える人が多いほうが充実するのだと思います。
 あんしん賃貸支援事業がすべての県で実施されればいいと思います。そしてそのためにも、より多くの人関心をもつように、地域で一体化することが大切だと思います。
 


投稿者: みい | 2010年01月14日 23:54

こんばんは。
先日、北九大で講義を受けたものです。


まず、講義を受けて一番苦痛に思ったことは、障害者の方に対する虐待があるだけではなく、虐待にも種類があり、年齢とともに変化したりと様々なものがあることを初めて知ったことです。
虐待することだけでも絶対にしてはいけないことなのに、種類が分かれてしまい、またそれが重複するなんて本当に聞いていて辛いお話でした。


そして、今回記事を読んで、障害者の方は住むこともさらに難しいことなのだと知りました。さらにその問題が金銭面であることが、胸を痛ませました。なぜに、健常者と同じ条件になってしまうのか。特別、差別をしろとは言いませんが、障害者の人達にとって今現在、北欧のような住居に対するサービスが十分ではない日本は、考え直すべきなのでは?と感じます。と、同時に今、普通に住むための部屋があり、そこにいる自分がなんだかいたたまれない感じがしてしまいました。


宗澤先生の講義は、本当に毎回為になるものばかりです。もし機会があれば、個人的にはまた授業に取り入れてくれたら嬉しいと思っています。
ありがとうございました。


投稿者: 銀 | 2010年01月15日 01:27

 明けましておめでとうございます。昨年の北九州市立大学での講義を受けさせて頂いた者です。その節は興味深いお話をありがとうございました。
 先生のお話を聞いて心に浮かんだことは様々でしたが、中でも特に衝撃を受けたのが、福祉・介護サービスの中で行われている児童・高齢者虐待の事実と介護殺人の増加です。高次の教育を受ける者として、この最も悲惨であってはならない実情を知らなかった自分を、心の底から恥ずかしく腹立たしく思いました。背景と経緯を先生のお話で知ることができましたが、その結果や実際に行われている防止策等、この機会に福祉の現状について調べてみようと思います。
 そこで感じたのが、私は大学進学を機に初めて北九州を訪れたのですが、良い街に暮らすことができそうだということです。障害があろうとなかろうと、人間が快適に暮らせるかどうかは住まいで決まります。その点で、北九州が行っている「居住に関するサポート」というものは有意で、私にとっても興味深いものです。


投稿者: はま | 2010年01月15日 15:45

 北九州市立大学の学生です。先日は、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
 先生の講義を聞くまで、障害者の方の住居施設とその中で起きる虐待やひどい行動などについて、よく知らなかったので、とても驚きました。
 私は、ゼミの活動で小学生~中学生の自閉症児や発達障害児の集まる動作法の訓練会のボランティアに参加しています。そこで出会う子どもたちは、本当に可愛くて優しいのですが、やはり他人とのかかわり方や食事や排せつなど、心配な点が見られます。
 でも、北九州市にもこのような施設がしっかりと備えられていると分かり安心しました。やはり、施設があるだけでは支援が完璧に出来ているとはいえないので、支援する人の考え方も変えることが大事です。そして、虐待などの問題を減らしていかなければならないと思いました。


投稿者: りか | 2010年01月15日 17:53

こんにちは。

先日は北九州市立大学でのご講義、ありがとうございました。

 私は、4月より、福祉器具も取り扱っている企業へ内定が決まっています。自分なりには、この分野も調べて、それなりの知識を持っていたつもりでした。
 ただ、自分の関連分野についてのみしか知らず、これまで就職活動などを通して蓄えた知識が本当に限定的なものだと感じました。ブログにもあった住宅の確保をはじめとするさまざまな問題がまだまだ数多くあり、もちろん、いままでもまったく考えていなかったわけではありませんが、再認識いたしました。
 これからはより多くの知識から総合的に考慮して、これからの自分の仕事にはもちろん、しょうがい者にも有益な活動ができたらとおもいます。


投稿者: K.H | 2010年01月15日 18:38

 こんばんは。北九州市立大学の者です。先日は講義していただきありがとうございました。先生の話を聞き、福祉の大切さを改めて実感させられました。
 私は今北九州市で一人暮らしをしているのですが、今の家を借りるにあたって特に何の苦労もなく借りることができました。しかしそうもいかない人もいるのだと知り正直驚いてしまいました。社会にはわたしのように、現在にこのような人がいるということ知らない人は多くいます。そのような状況も現代の社会の問題の一つだと思います。
 このような状況を変えるためには、福祉センターのようなものはもちろんですが、より多くの人にこのことを知ってもらうために行動しなければならないと思いました。
 まず、自分にできることを見つけ活動したいと思います。


投稿者: いちごべるべる | 2010年01月15日 22:32

 居住サポート事業は私にとって聞きなれないものでしたが、今回の記事を読んでその必要性を知りました。
 しかし、この事業が半分以下の都道府県でしか実施されていないことには憤りを感じました。この記事から、実施してからも様々な機関との連携を確立するには更に時間がかかることが分かりました。ですから、一刻も早く全都道府県での実施を実現させてほしいです。
 また、金銭面の支援の必要性も強く感じました。住宅困窮者枠のある物件も数に限りがありますし、その枠でしか金銭面で厳しい人たちにとっては選択の幅が大きく狭まってしまい、納得のいくものが見つけられる可能性も減ってしまいます。
 住まいというのは誰にとっても生活の基盤となる重要な場所です。なので更なる事業の普及と、支援の充実を願い、自分自身もこれからはこのようなサポート事業に関心を持っていきたいと思いました。


投稿者: ここみ | 2010年01月21日 23:56

 こんばんは。北九州市立大学の学生です。
 今回の先生のブログで居住サポート事業というものを初めて知りました。住居を探す時は不動産屋に行って契約したら住居を確保できると当たり前のように思っていました。しかし、障害者の方にとっては、私たちが当たり前と思うことが当たり前でないということに気づきました。当たり前のことを当たり前と思っていた自分が恥ずかしく思えました。
 障害者の方が住居を探すにあたり問題になるのが金銭面です。民間賃貸住宅は、入居にあたり初期費用が掛かりすぎ入居が難しいと思います。それゆえ、住居困窮者枠のある公営住居にニーズがあるが、枠には限りがあるので障害者の方には選択の幅が狭まってしまいます。住居困窮者枠を増やすなど対策が必要だと思いました。そして、障害者の方が住居で生活していくには、サポートセンターなどの支援のほかに、周辺住民のサポートも必要だと思いました。
 北九州障害者居住サポート事業は入居の支援だけでなく障害者の自立を考えアフターケアも万全で素晴らしいと思いました。しかし、居住サポート事業を必要としている人は全国にいるはずなのに、居住サポート事業は全国にはなく、45%ほどしかないことに驚きました。この事業は必ず全国な広げなければいけないと感じました。


投稿者: takulaw | 2010年01月26日 01:21

 こんにちは。先日北九州市立大学で先生の講義を受けた者です。遠いところから貴重なお話をありがとうございました。
 私は大学で福祉系の授業を受けており、その授業の一環で、北九州市の精神病院とそこが経営するグループホームを訪問する機会がありました。グループホーム生活している方にお話を伺ってみると、自分のペースで生活することができることはもちろん、数人で生活するので寂しくないとのことでした。彼らは買い物や掃除、洗濯も自身で行っており、週に数回精神保健福祉士が様子を見に来てくれるといいます。
 障がいを持った人や社会復帰を目指す人が一般生活を送るための施設の重要さがとても大切だと感じました。地域にこのような施設があることによってより福祉現場を身近に感じることができるし、こういった人々に対する偏見なども減らすことができると思います。


投稿者: earth*. | 2011年01月21日 09:53

私は今、北九州市に住んでいます。私は北九州市が居住サポートセンターという事業をやっているというのを知りませんでした。ですが、私は今、就職活動の最中で、不動産関係に業界を絞っているので、どんな取り組みかとても興味が湧きました。少し話が変わるのですが、今年の6月に、福岡で、生活保護を受けるホームレスの人たちを対象にした賃貸住宅というものへの入居費用として市が支給した一時金を、不動産仲介業者が不正請求していた問題がありました。業者がつけこんで不正をすることはあってはならないと思います。障がい者の人が賃貸住宅に住む場合、部屋の条件や、改修など様々な問題があると思います。このような問題があることを受けても、不正のない住む環境をサポートするためにはブログでも言われているとおり、広範多岐にわたる地域連携、本当に必要不可欠だなと感じました。


投稿者: とりみなみ | 2011年07月12日 01:25

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
宗澤忠雄
(むねさわ ただお)
大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

【宗澤忠雄さんご執筆の書籍が刊行されました】
タイトル:『障害者虐待 その理解と防止のために』
編著者:宗澤忠雄
定価:¥3,150(税込)
発行:中央法規
ご注文はe-booksから
障害者虐待 その理解と防止のために
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books