毎年「虐待防止白書」が読みたいです
2014年03月06日 09:00
当該の虐待事例は、たった一つの真実であるはずです。しかし、被虐待者や虐待者や支援者をはじめ、報道するマスコミ、報道の視聴者や読者など、それぞれにそれぞれの捉え方がありますから、あたかも真実が複数あるかのように構成されてしまいます。同じ事件が題材であっても、被害者目線で描かれたものと、加害者目線で描かれたもので、受け手の印象は大きく異なるものです。
怖いのは、実際には平均値である個体は一人もいないのに、「平均値」と言われると、個体はみな平均値であるかのように錯覚することです。この意味で、ある程度オーソライズされた見解が示され普及される必要があるのだと思います。