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秋山映美の「監獄から社会へ」

受刑者が被災地に義援金

 4月26日の各新聞で報道されていましたが、今回の震災について、全国の63の刑務所や拘置所に収容されている人たち約2,800人が、4月11日までに合計2,156万円の義援金を被災地に送金したとのことです。
4月26日付毎日新聞

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 一人平均すると7,700円ほど寄付をしたことになります。
 日経新聞の記事にもありましたが、受刑者1カ月の懲役作業による報奨金は4,000円ほどです。

 最近では刑務所の中や受刑者の様子についての報道も増えてきたものの、事件当時の犯罪報道などの印象も強く、受刑者と聞いただけでまるでモンスターのように怖い人たちとイメージする人も多いかもしれません。
 しかし、実際に受刑者に会ってみると、拍子抜けするくらい普通の人だったりもします(もちろん、中にはなかなかコミュニケーションをとるのが難しい人もいますが・・・)。

 監獄人権センターに届く手紙を読んでいると、自分がしてしまったことを反省し、社会に対して何か貢献したいという気持ちを持っている人もいることがわかります。

 何か歯車が狂ってしまった人、自分の思いをうまく相手に伝えられない人たちがたくさん刑務所に収容されていますが、このような報道を見ると、もっともっと刑務所の中や受刑者の様子を伝えていく必要があると思いました。
 まずは受刑者の様子を知ってもらうことから受刑者の支援活動が始まるのだと思います。


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プロフィール
秋山 映美
(あきやま えみ)
NPO法人監獄人権センター
理事
明治大学大学院法学研究科修士課程を修了。明治大学法学部在学中から、監獄人権センターにボランティアとして参加。受刑者や家族などから届く、月200件にものぼる相談の手紙にボランティアと協力して対応したり、受刑者の現状を世に訴えたりなど、刑事施設内にいる受刑者の人権に関わる活動を続けている。
監獄人権センターHP
 http://cpr.jca.apc.org/
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