東北地方の刑務所の被災状況 その後の情報
前回のブログでは、監獄人権センターに入っている情報で、宮城刑務所や黒羽刑務所で一部施設が損傷しているということをお伝えしましたが、その後、石巻に拘置支所があることがわかりました。
石巻拘置支所は法務省のウェブサイトによると、収容定員28人となっていて、地震のあった3月11日に使用されていたかはわかりませんが、地図で見る限り海岸から近いようで、津波の被害に遭わなかったのか心配です。
東北地方の刑務所の被災状況
3月11日、私は品川駅近くのビルの4階にいましたが、揺れがすごくとても驚きました。その日は帰宅することができず、そのビルで一夜を明かしたのですが、直後からテレビに映し出されている光景に驚き、地震の被害の状況が明らかになるにつれて、恐ろしくなってきました。
東北地方、北関東地方には刑務所がいくつもあります。宮城刑務所、福島刑務所、福島刑務支所(女性を収容)、盛岡少年刑務所、栃木の黒羽刑務所、喜連川社会復帰促進センター、栃木刑務所(女性を収容)など、また拘置所もたくさんあります。
しかし、テレビではまったく刑務所に関する報道はありません。特に、宮城刑務所は仙台市若林区にあるため、若林区が津波の被害にあったというテレビの報道を見て少し心配しています。
刑務所の中の行事
私はずっと受刑者からの相談に答えたりしてきたので、具体的な質問があれば、「これはこうなっています」と回答できるのですが、ブログは質問がない中で書き始めるので、ときどき書くのに苦労することがあります。
そんなときは、このブログの担当者に「刑務所のことについて何か知りたいことありますか?」と聞くのですが、最近では「刑務所の行事について知りたい」とのリクエストがあり、さてどうしようと考えてしまいました。
なぜならば、監獄人権センターには毎月100~200もの手紙が届くのですが、そのほとんどは、相談の手紙。辛いことばかりで、刑務所の中の楽しいことや良かったことの報告はなく、行事に関する情報はあまりないからです。
台湾の“芸術刑務所”
先日のブログで紹介した「ハーモニー」という映画は、韓国の女子刑務所の合唱団のお話でしたが、今日紹介するのは、台湾の刑務所でのお話です。
AFP通信が紹介している記事で、タイトルは「台湾の“芸術刑務所”でダンスが受刑者を変える」となっています。