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秋山映美の「監獄から社会へ」 2010年09月

歯科治療

 刑務所や拘置所でも歯科治療を受けることができます。
 しかし、刑事施設に関わる歯科医師が不足していることもあり、申し込みをしてから半年、もしくは一年以上たってやっと歯医者さんに診てもらえるということも少なくありません。
 監獄人権センターにも、この状況を改善してほしいという手紙はたびたび届きます。



イン・ザ・ハイツ

 先日「イン・ザ・ハイツ」というミュージカルを観てきました。

 実はこのミュージカル、5月にニューヨークで観ていたのですが、ヒップホップの音楽で話が進み、さらにスペイン語のセリフがあちこちにちりばめられていて、その時はストーリーの細かい部分まで理解できなかったのです。
 日本に戻ってきてから、来日公演があることを知り、さっそく観に行ってきました。ミュージカルの来日公演は、たいていの場合、簡単な字幕がつきます。ラップやスペイン語で歌い上げる場面が、やっと何を言っているのか理解できました。



厚生労働省元局長の判決

 このブログを書いている今はまだ判決が出ていないので、どうなるのかわかりませんが、9月10日の大阪地裁で厚生労働省の元局長の判決が出ることになっていて、各新聞社は無罪判決が出る可能性が高いと報じています。
 この事件、覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、実態のない「障害者団体」が郵便の割引制度を不正に利用したことに関連して、元局長が逮捕・起訴された事件です。
 直接的な証拠はなく、ご本人は一貫して無実を主張しているのですが、捜査段階で部下や関係者が「元局長からの指示で手続きをした」と言ったという供述証拠がありました。関係者は、捜査官が作ったストーリーの供述証拠に署名していたのです。



山谷を歩いてきました その2

 先週の続きで「きぼうのいえ」の山本さんの話です。

 山谷の町を歩いたあと、山本さんからお話を伺いました。
 今ある1カ所だけでは、「きぼうのいえ」を必要としている人たちをみなケアすることができなくて、このような施設が不足しているのではないかと山本さんは感じているようです。

 そこで数年前からヘルパーステーションを作り山谷で暮らす人たちのところへヘルパーさんを派遣しているそうです。この日も、町を歩いていたら、山本さんのところのヘルパーさんに会いました。



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プロフィール
秋山 映美
(あきやま えみ)
NPO法人監獄人権センター
理事
明治大学大学院法学研究科修士課程を修了。明治大学法学部在学中から、監獄人権センターにボランティアとして参加。受刑者や家族などから届く、月200件にものぼる相談の手紙にボランティアと協力して対応したり、受刑者の現状を世に訴えたりなど、刑事施設内にいる受刑者の人権に関わる活動を続けている。
監獄人権センターHP
 http://cpr.jca.apc.org/
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