アイーダ
2010年03月05日 12:00
「アイーダ」は、ヴェルディ(イタリア)作曲の有名なオペラです。サッカーで「凱旋行進曲」が使われることが多いので、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
オペラを劇場に見に行ったことはないのですが、先日、深夜にオペラ公演がテレビで放送されていたのでそれを見ました。
「アイーダ」は、古代エジプトとエチオピアとの争いの中、エジプトで捕虜とされたエチオピアの王女アイーダとエジプトの将軍ラダメス、エジプト王女アムネリスの3人の悲恋の物語です。
昨年秋に、宝塚を退団された安蘭けいさん主演で上演されたミュージカル「AIDA アイーダ」を見に行きました。
オペラは三角関係から生じた悲恋の物語の印象が強いのですが、宝塚版のミュージカルは、オリジナルのオペラに少し手を加えてあって、「戦いは新たな戦いを生むだけ」というメッセージが全面に出されていました。
エジプトがエチオピアの王女を捕虜にして、その報復としてエチオピアはエジプトを攻め、そしてそれに対抗したエジプトが今度はエチオピアの国王を捕虜にする。捕らわれている間、エチオピアの捕虜たちは報復するときを待っている。というように、、、
いつの時代、どこの場所でも同じようなことが起こるのですね。
この戦いの連鎖を断ち切るには、みんなが今よりも少し他人を思いやるようになる必要があるのではないかなと思いました。
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