ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> プロフェッショナルブログ
秋山映美の「監獄から社会へ」

80歳を迎えるころ

 今回は全く刑務所とは関係ない話です。
 年末から祖母が入院していて、色々なことを考えました。80歳を迎えるころには私は何をしているだろうかと・・・。

続きを読む

 昨年、森光子さんの舞台「放浪記」を観に行きました。
 90歳になられた森さんが、林芙美子さんの放浪生活を元気に演じられていました。もちろん、全盛期の若さあふれる「元気な」演技とは違うかもしれませんが、森光子さんの「放浪記」を見て、「私も80歳をすぎても、このように自分のやりたい仕事をしながら充実した生活を送りたいな」と思いました。
 今年もチケットを取って見に行こうと思っていた矢先に公演が中止になってしまい、たいへん残念です。
 森さんが元気になられて、また「放浪記」が上演されるのを楽しみにしています。

 私の祖母は農家の生まれで、若い頃はなかなか苦労したようです。
 大病をして仕事をやめてからは、東京に出てきて私たち家族と一緒に暮らしています。
 孫(私のことです)の世話をしながら習い事を楽しんだり、庭に花を植えたり、食事やお菓子作りも良くやっていました。
 70代の後半にまた病気で入院しましたが、退院してからはデイホームに行って、習字やお花をしたり、いろいろなもの作って楽しんでいました。
 祖母は、昨年12月に入ってからだんだんと具合が悪くなってきたのですが、入院するまで家族で交代しながら日常生活のお手伝いをしていました。
 ぎりぎりまで家にいて、にぎやかな家族に囲まれ楽しくしていたと思います。

 最期は幸せだったなと思ってもらえればうれしいです。

 私が80歳、90歳になったときには何をしているでしょうか?
 私は周りの人たちから働き過ぎだと言われるくらい仕事が好きなので、いつまでも楽しく仕事をしていたいです。そして、ときどきミュージカルなんかも見に行ったりして、素敵な80歳を迎えられるといいなあと思いました。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
秋山 映美
(あきやま えみ)
NPO法人監獄人権センター
理事
明治大学大学院法学研究科修士課程を修了。明治大学法学部在学中から、監獄人権センターにボランティアとして参加。受刑者や家族などから届く、月200件にものぼる相談の手紙にボランティアと協力して対応したり、受刑者の現状を世に訴えたりなど、刑事施設内にいる受刑者の人権に関わる活動を続けている。
監獄人権センターHP
 http://cpr.jca.apc.org/
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books