「受刑者が歌って踊る」
10月24日付の朝日新聞夕刊に、このようなタイトルの記事がありました。
ベルギー中部の町のフェスティバルの目玉行事として、刑務所の講堂でミュージカルが上演されたそうです。刑務所で作詞や音楽のワークショップを担当している職員が企画して、受刑中の音楽家たちと制作したとのこと。作品は有料で一般公開され、公演はすべて満席だったそうです。
ミュージカル「シカゴ」
私のブログではたびたびミュージカルの感想を書いていますが、ミュージカルを観に行くことは私の趣味であり、息抜きの一つでもあります。
先日は、ブロードウェイミュージカルの来日公演、シカゴを観てきました。
シカゴの初演は1975年、ミュージカルの演出では有名なボブ・フォッシーの作品で、2002年には映画化もされています。舞台は1920年代のシカゴですが、ストーリーは今にも十分に通じるものです。
2005年の来日公演も観に行ったのですが、そのときは、単純に、無罪を勝ち取りたい二人の女性の被告人の話だと思って観ていました。
でも、今回あらためて観たところ、なかなか深い話であることに気がつきました。
釜ヶ崎で出会った3つの団体 その3「NPO法人こえとことばとこころの部屋」
NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)の上田假奈代さんとの出会いは、2006年、NPO法人OurPlanet TV主催の「トーチ・プロジェクト」の完成試写会でした。
写真1 上田さんと一緒に
「トーチ・プロジェクト」は、ドキュメンタリー作品の番組企画賞で、監獄人権センターは「刑務所は変わるのか 名古屋刑務所事件から3年」という作品で2005年に企画賞を受賞し番組を作成しました。同じ時に企画賞を受賞した上田さんは、「むすびプロジェクト」という番組を制作したのです。
作品は、ともにOurPlanetTVのウェブサイトで視聴することができます。
釜ヶ崎で出会った3つの団体 その2「紙芝居劇むすび」
先週、ストリートワイズ・オペラを紹介しました。大阪では、そのストリートワイズ・オペラによる、釜ヶ崎の「紙芝居劇むすび」(「むすび」と呼ばれています)の皆さんとのワークショップに参加させていただきました。また、むすびとのワークショップ以外にもワークショップリーダー養成のためのワークショップも行われ、そちらにも参加してきました。
釜ヶ崎で出会った3つの団体 その1「ストリートワイズ・オペラ」
8月と9月に、大阪の釜ヶ崎に行ってきました。
8月に訪問したときには、イギリスからストリートワイズ・オペラの方たちが来日していて、釜ヶ崎の「紙芝居劇むすび」の人たちとワークショップを行っていました。大阪でその受け入れを担当していたのは、ココルームというアートNPOです。
ストリートワイズ・オペラ(STREETWISE OPERA giving homeless people a voice)は、音楽など、アートを通じてホームレスの方たちを支援しているイギリスの公益団体です。
2002年に設立され、毎週同じ時間・同じ場所でホームレスの方たちにワークショップを提供しています。現在は、11ヶ所のホームレスサポートセンターで活動を展開しています。
そして年に一度、ロイヤルオペラハウスでオペラの公演を行っており、この公演が毎回大好評で、イギリスの大手メディアで、4つ星、5つ星の評価を受けているのです。